上半身を使う

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Photo by 山中 基嘉

神無月まであと一踏み。
レースシーズンも残す所、後僅か。今年最後の頑張り所としてレースを待ち望んでいるライダーも多くいると思う。私はXTERRA世界選手権には出場しないので、先週に行われるはずだった(台風で中止)マウンテンバイクのジャパンシリーズにて大きなレースは終了となった。今年はレースもイベントも極端に減らしてのシーズンを送ってみた。というのも、ここ数年はレースだけではなく、イベントのゲストとして参加、スクールやレッスンをする事も多く、毎週末の行事に少々疲れてしまったという事がある。人前に出ていくって事はプロとしてはレース成績と露出と並んで大切な事だが、11年もプロをやっていると「1年くらいサボらせて下さい」ってのが本音。その分、収入が減るってのがあるが・・・。

来シーズンに向けたプログラムを考えて行く時期でもある。
現状の体力や筋力や怪我やクセ等々を客観的に見てもらいデータ化すると良い。そこに自分のモチベーションを付け加えて行く。
私がこのブログで散々に「バランスが重要」と書いてきたからであろうか、方々で「スタンディングやってます」とか「鉄棒やってます」とか「山歩き始めました」とか声を掛けられる。

ワット計もそうだが、ポジションとかペダリングのロジックに傾倒しすぎて動きが硬く小さくぎこちなくなっているライダーの多い事多い事。ペダリングなどは特にその傾向が顕著で、足首の角度とか、何時から何時にかけてこの筋肉を意識して~とかそいうった事ばかりに意識を集中しすぎていて上半身が地蔵のように固まっていたり、体幹を使わず足だけでのペダリングになっている。ローラー台で教えたりするものだから、余計に上半身を固めてペダリングをするクセが付いてしまう。とある漫画の、車のカップホルダーに水を入れたコップを置いて水がこぼれないようにドリフトをするってのと同じで、もしこぼれないようにする為には路面がピカピカで、物凄く不自然で遅いドリフトになってしまうのと同じように、あまりにも1つの事に執着すると全体的には不均等になってしまう事が多い。2時の位置ではここの筋肉を使って~とか考える時の上半身がどうなっているか。バイクを速く進ませる事が目的なので、バイクがより速く進んでなければいけません。

そこでオフトレに少しで良いので取り入れてもらいたいのがトレイルランニング。
本格的な山に行く必要なんて全く無く、代々木公園やお台場潮風公園で十分に目的とした事が行える。何も追い込んで頑張って走る必要はなく、木木の間を左右に鋭く曲がりながら走るだけ。時にはジャンプしたり潜ったりとバリエーションを付けると更に良い。何を目的とするのかというと、足の2本でしか支えの無いランニングで、上半身を力ませずに全身を動かすって事。サッカーみたいなものだろう。サッカーは人が必要だが、トレランなら森があればOK。上半身を固めていたら左右への切り返しが遅くなるし、路面が落ち葉で滑りやすくなってれば着地の瞬間にすでに重心が足に乗っていないと滑ってしまう。1枚目の写真では後方の木に対して身体が傾いている、路面はバンクが付いているわけでもなくフラットの土、滑ってしまいそうな感じに見えるが頭から足の先まで一直線に保たれている事が見て判ると思う。重心が綺麗に全部足に乗り、シューズをグリップをさせているし、手は力を抜いてバランスを取るようにしているから前後に腕を振りつつもワキを開いている。これが上半身を固めて体幹が使えていないと背中を反ってしまったり、丸めたり、ワキを閉めて固めたりしてしまう。
自転車もランニングも必要な事は同じで、見た目が違うだけ。自転車で覚えにくい事をランニングで行ってみるというのが今日の本題。トレイルならば関節にも優しいし、登りで頑張れば白目剥ける程に追い込める。30分で良いからチャンレンジしてみよう。

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