エコノミーを高める

12165892_910634449010775_1587043426_n

トライアスロンマガジン Lumina 11月号のメインコンテンツ、「退屈なラントレーニングをカラフルに」に登場しております。

トライアスリートもシティトレイル、トレイルランニングといった不整地や、全身のバランスを使ったり、路面に気を使う場所を走ろうよって内容です。
マラソンの世界ではケニア、エチオピア勢の活躍が凄まじく、近年の世界記録ラッシュ、上位の席巻はこの2カ国で行われている。この2カ国共に共通するのは、不整地を走る割合がとても高いという事。ライバルと競い合った際に、いわゆる持久力、筋力などが同等だとしたら、勝負が付く差はメンタルとランニングエコノミーになる。ランニングエコノミーとはエコ、経済性、節約、効率といった無駄やロスのない動きの事で、レベルが高くなればなるほどこのランエコの差が大きくなる。
このランエコを手軽に効果的に改善し、伸ばすのが不整地を走る事というのはマラソンの世界ではもはや常識で、中にはトラック練習は必要がないと言い切る世界トップ選手までいるという。
一歩一歩を考えて気を使うという事はロードでも同じだが、一歩を僅かにミスをした際のバランスの乱れやストライドの伸びなさなど、不整地の場合は些細な違いが大きく現れるので、体軸の傾きや膝の向き、着地からのリバウンドスピードといった事の違いが分かりやすい。分かりやすいという事は意識がしやすい。
こういった事を日々繰り返してると、ランエコが良くなっていく。

2015年のロードレース世界チャンピオンに輝いたサガン。最終局面、石畳の23番通りでアタックをしたサガンの走りを見ると、後続の選手と比べると圧倒的に上半身のブレが少なく、ペダルにパワーが綺麗に乗ってバイクがしっかりと進んでいる事がわかる。(ユーチューブで見て下さい)サガンはマウンテンバイク出身で、今も週に1日はマウンテンバイクに乗っているという。こういった地味な基礎の部分が世界選手権という舞台で大きく現れた。

バリバリにテクニックを磨いてハードなコースを走れるようになれって言っているのではなく、抜き足差し足忍び足。おしくらまんじゅうと同じです。押すだけではダメで、引くことを覚えて下さい。
路面がズルズル滑るのに力一杯ペダルを踏みつける。
コーナーで膨らんでしまった時にハンドルにしがみつく。
例えばこの2点は「押し」ている状態で、必要なことは「引く、抜く」こと。
ペダリングでの引き足の事ではなく、コーナーでハンドルを引く事でもない。各部位での動きだと思われがちだが、実際は全身を僅かに脱力、リラックスする事を指す。押し続けるから滑り続ける。押し続けるから違う方向に進む。必要な分だけ押して、それ以外は引く、抜く。
このポイントを体験しやすく分かりやすいのが不整地。この引く抜くの身体の使い方、ポイントを学ぶのに不整地が良いよって事です。

コメントは受け付けていません。