ホイールとの同調

ホイールとの同調。
バイクの進み具合の感覚は、ペダリングとホイールの同調で8割決まるんじゃないか?と思う。話が長くなるのでバイクとホイールのマッチングは今回は山の上に置いておいておく。
クランクを回して踏み初めやパワーや踏む方向の感覚とホイールが転がっていく感覚がシンクロすると、面白いように軽くバイクが進み、同じリズムで走り続けられる。
私が書いた下手な絵がその感覚を表したもの。(絵心、女心はよくわかりません)

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1番はペダリングとホイールの良い同調を表したもので、ペダリングで力の掛かっている部分、方向、強さと、ホイールの回転していく方向、進み方、アールの描き方が同じというのを表現してみました。(わかりやすくするために、引き足とかは考えず、踏む部分だけを切り取って)
2番はホイールの反応が遅いとか、スカっとなってから踏みごたえがある感じ。
3番は出したパワーとホイールの進み具合の感覚が違う。ロープロとか軽量ホイールに比較的多い。
4番はアールに違いがあり、踏んでもパワーが逃げていく感覚。
他にも感覚の違う感じもあるが、とりあえず大きくこの4個で。

当然1番が気持いいし、走っているぞ感がある。2番はいわゆる後半に足が残るとか、最後に伸びるとか言われる。3番は踏んでも踏んでもスカスカな感じ。ヒルクライムでは人気。4番は出来損ないのホイール。とにかく疲れるだけ。
簡単に言えば、二人三脚みたいな感じだろうか。同じ走り方に同じ歩幅に同じ足の運びをしている二人が組んだら、そりゃやたらめったらスムースで速い。こんなホイールの話をオリンピックにも出た競輪選手と話したことがあり、やはり同じことを感じているようだった。その選手は先行と捲りが得意でしたが、メンバーによっては差しで行くことがありその場合は走り方が変わるので、リムはアラヤゴールドのままでスポークは星のエアロ(とはいってほんの僅かな潰し・・)ではなく、丸スポークで硬めに組んだ物を使うとか、走り方によってマニアしか見分けがつかないような違いの物を使い分けるようだ。

私はMAVICがスポンサーなので長らくMAVICを使っているが、昔からあるコスミックカーボンSLEが一番好きだったりする。戦闘機のアルティメイトや売れまくってる40Cがあるが、自分に合うのはSLEで、色々なバイクにSLEをセットしてもこの同調が薄まらないってのが好きな理由。
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自分がどういったペダリングをするのか?ってのをよく知った上でのホイール選びになると思う。エアロ効果が~とか、重量が~とか、ハブの回転が~とかメーカーは売るためにテクノロジーを駆使して効果を謳うが、そのテクノロジーにマッチする走り方までは説明されていない。ひょっとしたらメーカーやショップの謳い文句にコロっといって自分の走り方に合わないホイールを選んでしまっているかもしれない。
私が雑誌等でインプレを行って評価する際は、クセのある物に対しては単純に「悪い」ではなく「こういった走り方をするライダーに合う」というように、自分の走り方を変えてマッチする部分を探しています。

今の所、シマノのフィッティングが本当に細かな部分まで計測できます。ペダルを踏んでいる方向とかは今日のこの内容にマッチする部分でもあります。が、自分のバイクを台上に乗せて自分のペダリングと同調するホイールを見付けてくれるとか、この機械の弾性が変化してウィップが出てその瞬間にペダリング効率が上がったからこういったフレームが合うよ、とか・・・そこまでいったら凄いです。

結局は数値なんて数字でしかなく、最後は感覚。自分の感覚センサーを磨く事が最も重要。先日来日した2011年のMTB世界チャンピオンのホセ・ヘルミダにインタビューで色々と聞きました。ホセ曰く「最後は感覚で合わせ、レース中にズレてしまっても気合と根性」でした。

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