許せない行為

いつも走らせていただいている里山のトレイル。ハイカーと呼ぶ人はいないが、住宅に囲まれている広大な森という事でウォーキングや犬の散歩、自然観察をしてる方々が通年を通して結構いる里山。マウンテンバイクで走る場合にはなるべく人と合わない時間帯を選んだり、出会った場合には挨拶をしたりしている。市の土地なのであろうか、市の職員が手入れをしている場合には春だったら「今年は毛虫が多いですかね~」とか、冬なら「乾燥しているから山火事が心配ですね~」と何だかんだと言葉を交わして、マウンテンバイクの存在、そしてどういった人達が乗っているのかいう事を少しずつ知ってもらって、「走らせていただいている」という一番根本にある一番大切な事を感謝しながら「いつもありがとう」と言っています。小さな事ですが、どんな人がどんな事をしているのかってのがちゃんと伝わっている事が大切だと思っています。

この里山で発見したのがジャンプ台。市の土地に勝手に作られた物。
それも人がメインに歩くルート上を横切ってのジャンプがあったり。
すぐに壊しました。
高さにしたら高々30センチほどで、パッと見は落ち葉が吹き溜まっただけのように見えるが、その前後にはクッキリと禿げた道筋にタイヤの跡。そんなジャンプ台が5箇所ほどあった。とりあえず発見したのだけぶっ壊しておいた。今は高さが30センチほどで、この里山を利用している人が見てもジャンプ台と分からず「???」かもしれない、しかしジャンプが上手くなる、慣れるにつれてジャンプ台は大きく作られて行きます。50センチ、1メートル、そしてラダーにまで発展するという事例は全国であり、土地の所有者によって壊されたり、危険って事でその山自体にマウンテンバイク乗り入れ禁止ってなる例は数多にあります。小さな「まぁいいか」が引き起こす大きな問題。呼び方で話題になった危険ドラッグとまさに同じで、最初は軽い気持ちでジャンプ台を作り始め、気が付いたら周辺住民から苦情が相次いで市が動いて・・・と。
ロードだけの人からしたらチンプンカンプンの問題かもしれないが、ロードでも大井埠頭や多摩川SRや荒川SRのように警察が動いたり、スピードが出せないように施工されたりと自転車ブームの弊害が目に付くようになっている。マウンテンバイクは売れないと言われつつも毎年ある一定数が売れているし、昨年から10万円台のマウンテンバイクが好調だとメーカーサイドから聞くことも多い。作られていたジャンプ台が30センチの高さ、バックサイドはなだらかに作られていたということもあって、マウンテンバイク初心者がターゲットだと思われる。ノーブレーキピストが世間から叩かれて警察が動いて駆逐されたように、勝手に人様の土地に手を加えた場合にも何かしらの裁きがあって欲しい。今回は新品の土嚢を埋めて作られたウオッシュボードもあって、土嚢を掘り起こして土を穴に戻しておいた。こういう場合は土嚢の袋を捨てた不法投棄という罪で裁けないだろうか?ラダーを組むにしてもツーバイフォーやベニヤ板を持ち込むので、不法投棄したとして前科者に。前科者になるのだったら止めておくっていう抑止力。今は見付かっても、壊してマウンテンバイク禁止にして終わり、それでまた他の場所や山で作っていきます。同じ場所をルールとマナーを第一にして長年走ってきたライダーまで締め出されるのが現実です。それを知らないのか、知ってても無視なのかはわからないが、ひと時の自分だけの楽しさの為に関係のないライダーの走る場を奪う行為は本当に許せません。マウンテンバイク禁止になった場所を再度OKにする為には今生では無理なくらいに難しいことです。
日本には、日本マウンテンバイク協会(JMA)が公認するマウンテンバイクインストラクターという資格があります。トレイルでのマナーや保全をしっかり学べ、地元のトレイルに落とし込めるものです。国際マウンテンバイク協会(International Mountain Bicycling Association=IMBA)ではNMBP(NATIONAL MOUNTAIN BIKE PATROL)を提唱し、日本のインストラクター資格にも含まれております。
http://www.japan-mtb.org/category/fukyushido/
http://www.japan-mtb.org/jma-info/nmbp-patrol/

アメリカでは国定公園にはレンジャーやナショナルパトロールがいて、不届者を排除し、逮捕権さえも持っているようです。マウンテンバイク禁止のエリアに入ってレンジャーに見付かるとメッチャ怒られて車に乗せられてつまみ出されて罰金を取られます。マウンテンバイクでトレイルを外さない、荒らさない、作り替えないって事はゆくゆくは山や自然を守るって事に繋がるので、たとえ国定公園ではない小さな森だとしても、その根本は同じだと思います。
走らせていただいているという気持ちがあれば自分勝手な事はしないはずだ。
これからも見つけ次第、壊していきます。

※今日は蚊に30箇所くらい刺されながらだったので目ぼしいとこだけでした・・・というか自分は一体何がしたいのか!?と。山の中で一人で土をほじくり返していながら、ふと我に返り。

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