足裏に注目

10497970_656662721074617_4476970897591821861_o

カスタムインソールのパイオニアのシダスをずっと使っていますが、シダスよりリカバリーにも使える3Dサンダルっていうのがこのあいだ登場して、先日のアメリカ遠征でも履いておりました。レース後のリカバリーとして意識して履いていました、疲労で筋肉が硬くなったり引っ張られたり、崩れたバランスの骨というか重心を良い位置に戻そうとしているのか、立っている時に片足に体重を掛けていたり、猫背や四頭筋に依存して立つと凄く辛い。ちゃんと腹筋とケツ筋を入れて顎を引いて立つと今度は凄く楽。踵の前側から頭の先まで一直線に矢が刺さっているみたいになって立っていても何だかリラックス。四頭筋に力が入ってない証拠か。履き心地の印象は、しっとりした足当たりにしたビルケンシュトックに似ていて、クション性はもう少し柔らかいけどクロックスみたいにグニャってはしない。保護をしつつも刺激を少し加えている感じ。全くしならないカーボンソールを長時間フルパワーで踏み付けた後の足って自身が感じている以上に固まっていて、マッサージに行けば「硬い床の上を革靴で1日歩いていた?」って言われるくらいに固まります。それでいてバイクシューズメーカーがリカバリーシューズやサンダルといった物をを出していない事に実は不思議に思っている。

左の左右の対になったインソールはバイクプラスっていうインソール。バイクシューズのソールの内側はフラットで硬いカーボンなので、踵の部分にスタビライザーを付けて左右へのグラつきを抑えています。これでよりシューズとの一体感が増す。XTERRAではスイム後に裸足でシューズを履くのでこの一体感がより重要で、シューズ内で足が動くとそのまま靴擦れになってしまう。しかし、そもそもトレランでも裸足でシューズを履くので、砂利や小枝がシューズ内にバンバン入ってきますが、もう慣れました。前を追うために痛いなんて言っている暇がない。なので私は靴擦れにはならないけど動くことによるロスが気になる。ラチェットをキツく締めなくても動かないのが理想だ。その横の真ん中のインソールはウインター用のモデルをランニングで使用している。あくまでもランニングでトレランでは使用していない。というのもランニングは真っ直ぐ進む事だけで良いので左右へのフレックスは要らなくて、足の運びが真っすぐになるモデルってのを相談したらウインター用に行き着いた。トレランでは反復横飛びみたいな動きも含まれてくるので、インソールによって土踏まずの捻れが抑制されてしまうと踏ん張りが効きにくいのでカスタム成型するタイプではないラン3Dってモデルを使用している。右足の拇指球部分にある丸い緑色のパッドは、近年ずっと治らずにいるオーバープロネーションを少しでも抑制するための物。3ミリ程カサ上げして、左足より先に右足の拇指球が加重に対して反応するようにして意識的に踏み付けないようにしている。たったこれだけで正面から見た際に足の軌跡が随分と真っ直ぐになる。リハビリや肉体改造で根本から改善したのならパッドを剥がせばOK。
意外に知られていないのは、ランニングだけではなくバイクのペダリングにもプロネーションが現れるって事。ペダリングで左右差ってものを感じると大体はクリートの位置で直そうとし、または骨盤や足首のズレをカイロで治してもらったりして合わせていくが、実は自身にプロネーションがあるって事を知らないライダーが実に多い。ランニングではプロネーション対策されたシューズが非常に多くあり、ランナー自身も知識があったりするが、サイクリストはその概念すらないライダーが多いと思う。バイクはサドルとペダルで固定されてしまっているので、ペダリング時に片足の膝だけが内側に入っていたとしたら「意識して真っ直ぐ踏む」くらいしかしていない場合が多い。こういったライダーにスニーカー等で歩いてもらうと多方が片足だけ外側に足が開いてて、僅かに足首が内側に倒れていたりする。一歩一歩の歩行を注意深く感じて歩かないと僅かなプロネーションは自分自身では気が付かない場合が多い。私の場合はシダスのサポートを受ける前には、インソールの下に布ガムテープを重ね張りしたりして調整していた。左は2枚重ねで右は5枚重ねっていう感じに。これで随分と膝の軌跡は真っ直ぐになるし、真っ直ぐじゃなくともスムースな回転がしやすくなる。真っ直ぐが絶対良いのではなく、各々の身体的特徴によって様々なのでどんどん試すといい。

足裏って凄く敏感な場所。サドルの3ミリ違いは体調によって気が付かないかもしれないが、インソールの3ミリの「異物感」はいつでも気が付くと思う。