世界のトップがやっている事。

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2014シクロクロス東京がクロスらしい雪上戦にて終了した。

8日のレースが短縮や中止になってしまったほどの雪は残念だったが、ハイライトである9日のエリートレースはバイクジャーナルのサイトでも書いてあるように次は50年後・・・とも言えるような雪が残っている中でのレースだった。実際に都心では45年ぶりの27センチの積雪だったようだ。

男子ではザックが圧倒的なウルトラスムーズな走りで優勝。あの走り方はパワーではなく、身体の使い方によって生み出されていたものだ。重心位置とバイクの引っ掛かりとペダリングが完全に一致していないと砂地では踏めば後輪が埋まるし、前乗りになれば前輪が沈む。体幹で身体を浮かせながらバイクを押さえずに引き上げながら踏まないといけないが、物凄く難しい。ザックはかなり重いギアでこれを行って終始走っていたが、ネイスやスティバーは軽いギアでも重いギアでも出来て使い分けている。
女子で優勝したケイティは今シーズンのW杯チャンピオン。やはりテクニックがあり、ハンドル捌きが抜群に上手かった。バイクはブーンの52サイズに乗り、0セットバックのピラーにかなり前乗りにしたサドルの位置でステムは長めのポジション。筋力のある男子がフォークの真上から加重させて前輪グリップを稼ぐのに対し、小柄な女子はBB上~前足ペダルに加重させて前後輪にバランスさせながら曲がっている。ケイティはこれが非常に上手く、ドロドロになった逆キャンバーのコーナーでもケイティ自身の重心が真ん中にあるので安定し、曲がりながらペダリングが出来ることによって更にバイクが安定してグリップを稼げる。
レース後にケイティのバイクをマジマジと観察したら色々な工夫がされていた。些細な事だけど些細なな事で1位か2位かが決まるのがプロの世界、やり過ぎって言葉は存在しない。
その中の1つ、ワイヤー末端の処理を伸縮チューブで行っていた。1gにも満たない軽量化だよな~ではなく、他のバイクと絡んだ拍子にキャップが引っ張られて取れてワイヤー解れてしまい、変速が不調になった・・・とかありえなくもない。このような起こりえないだろ~って事でも考えていくと、マイナスにならない部分ならやっておくってのは悪い事ではない。現にW杯チャンピオンはやっている。