XTERRA日本選手権レポート

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大会名・・XTERRA JAPAN CHAMPIONSHIP
場所・・片品村/群馬県
日時・・8月24日
天候・・曇り

使用機材
・フレーム・・SPECIALIZED S-WORKS STUMPJUMPER HT 29
・ホイル・・MAVIC 29クロスマックスST
・タイヤ・・IRC F&R G-クロウ、1.8気圧
・ハンドル・・TIOGA カーボフラット318
・ステム・・TIOGA ALナイン
・シートポスト・・TIOGA カーボシートポスト
・サドル・・TIOGA ツインテールプロトタイプ
・グリップ・・ERGON GS1
・ブレーキローター・・UNEX カラードディスク
・バイクシューズ・・MAVIC フーリーXC
・ランシューズ・・SLOMON S-LAB センスウルトラ
・ゴーグル・・SWANS SRX-M
・サングラス・・SWANS GRI
・ヘルメット・・GIRO エアアタック
・ウエットスーツ・・アートスポーツ フルオーダー
・ドリンク・・シトリック
・ドリンク・・エレクトロライトショッツ(電解質補給)
・補給・・VESPA ハイパー3個
・補給・・SHOTZ 6個
・オイル・・FINISH LINE セラミックウェットルブ
・SEV アスリートデバイス
・心拍計・・SUUNTO アンビット2S
・バッグ・・CRUMPLER
・インソール・・SIDAS バイクプラス
・ニューハレ

自然が深く豊かで風光明媚な群馬県は片品村。丸沼を会場として10回目のエクステラ日本選手権が開催された。
8月真っ盛りとあって下界では気温35度を連発していたが、標高1400Mの丸沼では涼しいを通り越して、雨が降れば寒いくらい!
澄んだ空気に涼しい気温とあって、会場入りしてからは元気が出てくる。

木曜はランコースを2周の10Kをのんびりと走った。昨年とは若干レイアウトが変わっており、その確認と最速ラインの確認。
金曜は早起きして早朝にバイクコース25K、ほぼワンウェイなので覚える個所が多く、集中してコースを頭に叩き込む。
レース時で約20分の長い林道登りで心拍数をMAX近くまで上げておく。約3分間。
朝食後はユニバーシティーの開校(講習会)。とはいっても外は雨・・・非常に寒い中だったが、午前、午後とずぶ濡れになりながら
MTBとトレランのポイントを伝授。スイムを行いたかったが、雷が酷く、収まる気配が見られなかったので止む無く講習会を終えた。

今年は南アフリカよりスペシャライズドに所属し、世界選手権で1桁フィニッシュを何度もしているトップレベルのダン・ヒューゴに、オーストラリアからアドベンチャーレースを主体とし、エクステラオーストラリアで入賞しているジャラッド・コーラーが参戦。
ダンとはサイパン、グアム、マレーシアのエクステラで全敗しているので、何とかホームの意地を見せて前でフィニッシュしたい。

24日土曜日。スイム1200m、バイク25K、ラン10Kのレースが12時10分にスタートした。
標高1400mとあって酸素の薄さがスイムでは大きく出て、スイムに自信のある選手でも呼吸が上手く出来ずにパニックになりスイムでリタイヤしてしまう場合があるほどに特殊な条件。この苦しさにはもう慣れてしまったが、タイムは伸びない。600mを2周なので1個1個のブイは200m、1個目のブイを回ったらすでにダンが彼方に居る・・・心の底から正直に「速いよ」と。エイジクラスでスイムの早い選手達に混ざり、前には1500mを17分で泳ぐ高校生が居たのでドラフティングをして付いて行く。
2周目の中盤以降は女子の日本チャンプであるキャリー・美枝子さんと一緒に泳ぎ、同じくスイムアップ。
ダンとは何と3分もの差が付いている・・・私はエリート、エイジ合わせて5位でスイムアップしたのにも関わらず、この差とは。

とにかくダンを追わないといけない。最速でトランジッションを済ませてバイクへ飛び乗った。
前日の豪雨でコースはぬかるんでいるが、ドライ用のノブの低いタイヤを勝負で使用したが、これがバッチリはまった。
コーナーでは前後輪が一緒に滑って行くが、泥の上でも抜群に走りが軽く進んでくれる。
走り出してすぐに2位に上がりダンを追う。湖畔のシングルトラックを抜け、常にハンドルが左右のどっちかを向いているようなコーナーの連続。
ペンション街を終えてからの長い登りに入った。やけに足が回る、気を抜いたら「逆」に踏み過ぎてしまう程だ。
踏み過ぎないように回転を高目にして追い込んでいく。呼吸はMAXにキツイ、タイムトライアルをしているような感じで追い込んでいるがダンが見えない。
影すら見えない。20分の登りを終えて湖畔まで次は一気に落ちて行く。元MTBのプロであったポール・チェットウインドが監修して作っただけあって非常にテクニカルで、ブレーキングと抜重を連動させながら先のコーナーを見て行かないとスムーズには切り抜けられない。
再度、湖畔に降り立ち、会場までのシングルトラックと、最後の登りを2回こなしてバイクを終えた。
バイクラップでもダンに丁度1分負けている。これ以上ないくらいの走りをしたのだが。バイクラップ3位のジャラッドとは5分。

バイクで頑張ったのでランへの足取りが重い。バネを活かして飛ぶように走って行きたいが、摺り足しているような重さだ。
ランが始まってすぐの川渡りで、泥が思ったよりも深くてくるぶしの上まで泥にハマり、体勢が崩れてコケそうになるがグッとこらえて慣性を殺さないようにしてそのまま足を引き抜いたが、シューズ内はこの1回で砂と石でジャリジャリに。靴下なんか履いている暇など無く、シューズ内に石が沢山入ってそれを全力で踏み付けながら走るのがエクステラ。っていうか痛いとか言っている場合じゃない、1秒でも縮めないと。
湖畔のガレガレのセクションではかなり良いペースで走れたが、スピードに乗る個所ではイマイチ伸びなくてトップスピードまで乗って行かない。
新たに追加された連続してジャンプして降りて行く個所では、確実性を取って手を付いて着地の衝撃を最小限にして降りた。
アスファルト区間ではアンビットの示すスピードを見つめる、キロ3分15~20秒でアスファルトを走っているが、ダンとは更に離れているとの情報を得ると阿藤快じゃないが「何だかな~」な心境。2周目に入る時には大きい声援が飛んでくる、何とか応えようとペースをもう一歩上げて行くがすぐにタレてしまった。
1周目よりも加速が悪くなり、岩の上をポンポンポンと飛び越えて行く個所ではリズミカルさがだいぶ失われている。
ロープセクションの崖登りでは上半身で登って行くが、背中がピクピクと攣る寸前。そうしたら次は前腕で引っ張り上げて行く。
その後のキャンバー区間(路面が斜めのトレイル)は道幅が15センチくらいしかないので踏み外さないように一気に駆け抜けた。
沢を登り詰め、一気に落ちるように下ったら残りはゴールまで1K程。ペースを落とさないようにピッチを上げて駆け、2位でフィニッシュを迎えた。
ランラップはダンに3分30秒も負けてしまい、ジャラッドにも2分負けた。

スイム5位、バイク2位、ラン3位の総合2位。

今年は参加者が大幅に増えたエクステラ。マウンテンバイクのエリートライダーも結構な数が参戦しており、クロスオーバーが進んできていると感じられた。
世界中で年間300レースを超えるエクステラが開催され、ITU(国際トライアスロン連合)が主催するオフロードでのトライアスロンであるクロストライアスロンは世界選手権が開催されている。エクステラの選手がそのままクロストライアスロンに参戦しているが、エクステラは自分のチームのウエアで走るが、クロストライアスロンは各国のナショナルチームウエアで走る。アイアンマンハワイとロングディスタンス世界選手権と同じような分け方だ。

まだまだやらない事が山積みだ。世界レベルへの挑戦は続く。

翌日はエクステラトレイルラン15Kをのんびりと楽しんだ、最後はエクステラらしく水温15度の川へダイブしてからのフィニッシュだった。

本当に最後の最後まで楽しませてくれるのがエクステラだ。

優勝 ダン・ヒューゴ
2位 小笠原崇裕
3位 ジャラッド・コーラー