メディアとしてありえない愚行

呆れてしまった。
「自転車」という言葉と「旅」という言葉が表紙に大きく踊った自転車の雑誌をパラパラめくったら、120キロ走るっていう記事の中で、ライダーがヘルメットを被っていないのである。
この雑誌を作った人間は、そんな事も解らない人間なんだろうか?
セッティングを出すために空き地で工具片手に乗ったり降りたりする場合もヘルメットを被れとか、100M先のコンビニにママチャリで行くのにヘルメット被れとか、じゃー200Mなら?1キロなら?10キロなら?そんな事は常識のある大人ならば言わなくても判るだろう。自分で判断しろ。
しかし、雑誌という公の場ととれる場で「ノーヘル」はいかがなものか?
自転車を活用してのライフスタイルというものが高まる昨今、その中でもロードレーサーという競技用自転車を使用しての今回の記事は、グローバルスタンダードとは真逆の事である。
日本ではサブカルチャー系の自由な発想をするように見える方々がロードレーサーに乗るようになって、そこからノーブレーキピストとかが派生して生まれたと聞いた事がある。まさにそんな感じで自由な発想のもとマナーもルールも知らないというか知ってても「ダセェ」で片付けてしまう方々が作った雑誌にしか見えない、だから120キロをロードレーサーで走るのに「ノーヘル」。自転車が好きだから雑誌を作ったのだろうが、ロードレーサーなんていうもんは元々はバリバリ体育会系で先輩の言う事は神の言葉という世界の物だ。体育会系だったロードレーサーをマラソンまでとはいかないにしても、やっとこさ後ろ指さされない程度の認知度まで皆の力で持ってきたのに、こういった空気を読めないというか、痛い事をされると、また一気に場が白けてしまう。
今までバイクジャーナルを含め自転車専門誌が当たり前にヘルメットを被る事を前提に進めてきたのに、ノーヘルだしジーンズだし本当に理解不能。雑誌が店頭に並ぶまでに様々なチェックが入ると思うのだが、全て問題無くスルーしてきたのだろうか?編集部に1人でも常識人が居たのなら、普通に考えれば「ノー」が出るだろう。
今回ちょっとキツメの言葉で書いたのは、同じ自転車系メディアとしてどうしても許せないからだ。
ヘルメットを被るのが嫌いでも何でもいい、ただ、建前でもいいから公の場ではしっかり被ってくれ。それが情報を伝えて行くメディアというもんだ。
ウエアやサドルやシューズといった身体に触れる物は身体に合う物を選ぶって事は口を酸っぱくして言われてきているが、身体に触れる物の中ではヘルメットが一番プライオリティが低く見られている気がする。確かに実際にコケて地球に頭突きを食らわせでもしないかぎり「良い物だ!」と気が付き難いからかもしれないが、同時に比べてみるとトップやセカンドモデルと、1万円を切るモデルとでは被っただけでハッキリとその性能の差が伝わってくる。日本の夏の高温多湿の環境の中では涼しさっていう性能が重要になってくる。上位モデルと下位モデルではこの涼しさが全く違ってくる。熱中症でフラフラになって倒れて地球に頭突き・・・って事がないように、ヘルメットは頭にフィットする物の中でなるべく上位モデルを選ぶと良い。
むやみに高い物を勧めない私だが、ヘルメットはトップモデルが間違いない。

この雑誌社に自腹でヘルメット買って「被って下さい」と熨斗紙付けて送ってあげたら良いのかな??