東京オリンピック招致活動

当バイクジャーナルが、何と、2020年東京オリンピック・パラリンピック招致委員会より正式にプレスとして受け入れられた。
各種の取材許可、ロゴ・素材の使用を認められたので、五輪マークが少しでも入っている写真の取り扱いは非常に難しかったが、これにてオリンピック招致を応援する上で効果的に使用できる。

2020年まであと7年。マウンテンバイクの種目で考えると、あと7年で出来る事は、男女とも3枠での出場、男子で2人がトップ10入り、その1人は上位争いに加わる走り。女子は1人がトップ10入り、2人は完走。
これは全くもって「夢」ではなく、現在の状況を細かく考えていくと、日本人でも達成可能な視野に入る範囲での話。ただ、そこまで持っていくには二人三脚じゃないがコーチと選手達が毎日一緒に同じ目標に向かって走られる環境が必要だ。実際には国内の恵まれたプロチームでも、毎日の練習は個人で考えて個人で行う、個人で考えて皆で走る中で行う、コーチが考えて個人で行う、コーチが考えて皆で行う、というパターンが多く、コーチや監督が常に帯同して走りを見る事は非常に少ない。練習後のデータは見ていると思われるが、現場にいないと分からない「生の動き」はこれでは見えてこない。
診断的評価→形成的評価→総括的評価を常に繰り返しながら目標に向かっていく事が大切なはずなのに、毎日の練習にコーチや監督が付き添わない事が「当たり前」になってしまっている。生の動きを見ずデータばかりに頼ってしまう落とし穴の一つの例として、FTPを上げるためにとにかくガシガシ踏みまくるといった長い目で見たらマイナスになる事が見えてこない。振込動作、反動動作を上手く使ってバイクを進ませているかどうかはやはり目で見ないと判らない。平均ワットが下がっているのにタイムが上がっていたならバイクを進ませる効率が良くなったと判断できるが、効率を上げる動きの練習こそ第三者視点が重要になってくる。

365日選手に付き添って練習を見られる指導者の存在が今の自転車界に足りていない部分だと感じる。
大きな壁と言われる道路やトレイルといった走る環境やレースの内容の違いは、指導者の知識と選手の意識でかなり改善されると思う。各国のレースと道を走ってきて感じるのは日本は決して走りにくい国では無いという事。ただ単に都会に近いほどライダーが多く「走りにくい」という声が多いだけで、田舎に行けば100キロを信号も無くノンストップで走れる場所はいくらでもある。
また、海外のレースで揉まれたライダー達が「外人超はえ~」、「スタートからずっとダッシュだった」とか凄い凄いと言うだけで、日本でそれに対応するための練習を教えていない事がほとんどだ。
日本のレースで1人で海外レースの様な走りを行っても皆が「勝ちたい」ので、結局は集団に飲み込まれたり、マイペースで走る選手に負けたりしてしまうので「やらなく」なってしまう。だったら練習で行えばいい、皆で集まってレースと同じ集中力で海外のレースと同じ内容で走る。練習なので「勝ちたい」欲はないのでスタートから馬車馬のように突っ込める。
計画→練習、レース→分析→課題のPDCAというPLAN、DO、CHECK、ACTIONを指導者と選手が共通認識して動いていけば7年後に必ず実を結ぶと思う。
もちろん指導者の金銭面的な事が一番のネック、現時点では日本で指導者として食えてるのは1人じゃないだろうか。

北京の時には、五輪開催が決まってから若い才能ある少年少女に最強コーチがついて英才教育したら世界大会の様々な種目で中国選手が勝ったり入賞し、自転車でもマウンテンバイクワールドカップで何度も優勝したりしたのを見ただろう。イギリスだって、ロンドン五輪が決まったとたんにロードもトライアスロンもむちゃくちゃ強くなってカベンディッシュだのウィギンズだのフルームだのが出て来たり、トライアスロンでもブラウンリー兄弟が出て来たりしたのを見たばかりだろう。それほど自国での五輪開催というものは「魂に火が点く」のだ。個人的には「ケツに火が点く」の方がしっくりくるが。あいつはワシが育てた。小さい頃から知っている。とビール片手にボヤキながらオリンピックを眺める日が是が非でも来て欲しい。
という事で日本にオリンピックが必要だ。難しい政治や財政面の話もあるだろうが、それよりも、我が日本国自体が明るくなるにはスポーツだ。オリンピックにはその力があると思う。

THE BIKE JOURNALでは「自転車」から東京オリンピック招致を応援していきます。

『競技計画マップ(オリンピック・パラリンピック)』
『海の森 マウンテンバイクコース』
提供:東京2020オリンピック・パラリンピック招致委員会