ミヤタメリダカップ裏話

先週のミヤタメリダカップでの裏話を少々。

エクステラ世界選手権で使ったのは2013年モデルのメリダ ビッグナインだったがその広報車を既に返却してしまっており、今回ミヤタメリダカップという事で、世界戦でバイクを借りた恩もあって、やはりメリダで参戦してあげたいというのと、12年モデルと13年モデルが劇的に変わって全くの別物になっているのをエクステラ世界選手権の感覚が残っているうちにレースで確かめておきたいというのもあって、難波さんがちょっと前に買った12年モデルのビッグナインを借りてレースに参戦する事にした。

難波さん曰く、当日までには「組んで完全に調整しておく」との事だったけど、集合してみたらバイクが組めていないどころか、2部組みで、ディスクブレーキのホースも長いままでエア抜きもされていない上に、本人は「筧五郎という人が明日上京するので、そのためのロードレーサーを3台組まなきゃいけないので、自分のバイクは自分で組んで欲しいアルよ」などと寝言を起きている状態で言う。
これがJシリーズやエクステラだったらモンキーレンチで喉仏を思いっ切り挟んでいる所だが、ファンレースなのでまあ良しという事で、当日の朝に会場に着いてから駐車場で店を広げてレースバイクを組むという前代未聞の試み。エア抜きのしにくいAVIDのブレーキ、新品なのにレバーとの結合部からオイルが漏れてくるんですが・・まー見なかった事にして「前輪ブレーキは使わない」と決めて、あーでもないこーでもないとやって、選手ミーティングの最中にはカーボンコラムにスターナットを打ち込むという暴挙を皆の前で披露。こんな暴挙の理由は、径の合うアンカープラグが無く、他のバイクを探しても無かったので最終手段で打ち込んだ。
(結果的に死ぬほどモガいてもジャンプしても大丈夫だったのですが、絶対止めて下さい。)
スタート15分前に完成。ポジションはサドルの高さと前後位置だけをある程度合わせた。とはいっても初めて使うサドルにグリップ、そして出たばかりのスラム10速のグリップシフト。ワイヤの初期伸びは見なかった事に。サスペンションのエア圧やリバウンドも見なかった事に。タイヤの空気圧とチェーンオイルだけをセットしていざスタートラインへ。

そして、レースは2012年日本ランキング1位のメリダの斉藤亮、ランキング2位のスペシャライズドの小野寺健、ランキング10位のキリンの鈴木智之さんの4人で最終周まで進み、最後のスプリントに入る手前で私は一人寂しく千切れて4位でした。今回は賞金があったのでファンレースと言えども選手はマヂな戦。

新しく、全く使った事がないバイク&パーツをレース2時間前から組み始め、15分前に組み上がり、ノーアップでスタートしたのにも関わらず、日本で1位と2位の男にゴール一歩手前まで勝負出来るとは・・・・。

バイクジャーナルは、サイトに広告が一切入っていない事から判る通り資金は完全自腹、難波さんと私が持ち出して好きでやっている。お金も無ければ時間も無い中で、今回のようにたまに無茶な事を起こしつつも、皆さんに楽しんでもらえるように頑張っている。いや、自分達が一番楽しんでいるか。

そんなこんなで結構大変な中でバイクジャーナルはやっております。
我こそは協力したい!って方がいたら嬉しいです。