ピーキング

CORRATEC R.V. CARBON XTが届いた。

コラテックと言えばBow(ボウ)と呼ばれるトップチューブからシートステーまでが弓形に湾曲したフレームが特徴的で、一躍有名になったメーカーだ。今回のインプレッションではこのR.V. CARBON XTでロンドンオリンピックの選考会であるJシリーズ八幡浜(5月27日、愛媛県八幡浜市)、マウンテンバイク全日本選手権(6月3日、長野県富士見パノラマスキー場)に出場する。インプレッションをお楽しみに。

レースシーズンに入り、目標とするレースや消化レースなど様々な思惑でのレースがあるが、年に1度の目標レース以外のレース前のピーキングを話をしよう。
多くのライダーがレースの1週間前の週末に最後の追い込みと考えて練習に励み、レースまでの平日は軽く流して回復させるという流れである事が多い。しかしどうだろう、レースが毎週末にあり連戦になってくると、レースは最高に追い込んだ練習と同等の負荷と考えられるから平日は回復に努め週末のレースに合わせる、、、という事を繰り返していくうちに体力は落ちてくる。回復に専念しすぎてベースが下がってきてしまう。レースで高負荷の域は維持できるものの有酸素領域が徐々に下がり、2ヶ月間(8レース)の連戦ともなれば確実にベースは落ちる。冬に作ったベースを落とさないように連戦をこなしていくには、やはり年単位でのプランが必要となってくる。その内容はレースがあろうとも勇気を持って「練習をする」事だ。年に1度の目標レース以外のレースでは故障や慢性疲労以外では休まずに練習をしてレースに挑んでいく事によってベースが物凄く大きくなる事はもちろん、ステージレースを走れる身体も作られていく。
ちなみに僕のレース前の練習は、日曜にレースがあって疲労しているとして、月曜は1時間ほどの流し。火曜にLSDペースで3時間。水曜にインターバル。木曜にミディアム走。金曜に1時間~2時間流し。土曜に試走で1周はレースペースで追い込む。日曜レース。疲れが残るのでは??と思われるだろうが、有酸素、無酸素、筋力、柔軟、瞬発といった総合的ないわゆる体力を上げていくには冬に数ヶ月間乗り込んだだけでは足りない。年間を通して体力アップを考えないといつまでたっても総合的な体力は上がらない。1ヶ月に1レースを走るだけのライダーなら毎レースでピーキングをしても問題はないが、数ヶ月間レースが続く場合は連戦の疲労を抜きながら練習で負荷を掛けられるように常に考え、自分に負けない精神力も必要だ。
今年は3月の前後に10週間続けてのレースだったが、故障も無く(不調はあったが)乗り切れたのはこういった地味に辛い事を長年やってきて体力が十分に備わっていたからだ。1つのレースが良かった悪かったと一喜一憂するのではなく、今のポテンシャルはどうなのか?これまでの過程から考えるに今後は上がるのか?下がるのか?を常に考え、年に1度の目標レースに向けて作り上げつつ、その先の来年や再来年の事も考えてプランを練っていく。
5月27日に八幡浜、6月3日に全日本、6月9日に大島トライアスロンと3連戦になるが、今回の内容はというと、日曜に3時間のトレイルライド。月曜にランニング45分、水泳80分。火曜にMTBでソリアのインターバル、20秒のインターバル、ランニング30分。水曜にミディアム走で20分3セット、水泳80分。木曜に流し2時間、水泳80分。金曜にランニング60分。土曜に試走で1周は全力。日曜にレースという流れになる。トライアスロンの関係から水泳とランニングも入っているが、バイクのみなら金曜のランがバイクに置き換わる。
もう1つのポイントとしてはレース前日に全力で走っておくこと。長さは体力に合わせればいいが、30秒とかのダッシュではなくレースペースでの動きをしておく事が重要なので数分間は走ると良い。しかし初心者や体力に自信が無い場合はやらない方がいい、疲れが残る。MTBの場合はレースペースで走らないとラインやブレーキの位置やギアの選択が見えてこないのでスポーツクラスといえどもコーナーの繋ぎ、下り、立ち上がりの確認のためにも要所ではレースペースで走っておく事が必須だ。

休みすぎるな、レースがあっても勇気を持って練習をしよう。