シングルスピード全日本選手権

大会名・・シングルスピードジャパンオープン(SS全日本選手権)
場所・・相模湖プレジャーフォレスト/神奈川
日時・・4月15日
天候・・晴れ

使用機材
・フレーム・・TREK トップフューエル9.9SSL
・ホイル・・MAVIC クロスマックスSLRディスク
・タイヤ・・IRC F&R シラクXC1.95 2.0気圧
・ハンドル・・TIOGA カーボフラット318
・ステム・・TIOGA  Xステム
・サドル・・TIOGA ツインテール
・グリップ・・ERGON GS1
・バイクシューズ・・MAVIC フーリーXC
・サングラス・・SWANS GRI
・ヘルメット・・GIRO エイオン
・ドリンク・・シトリック
・ドリンク・・エレクトロライトショッツ(電解質補給)
・補給・・VESPA プロ
・補給・・SHOTZ 2個
・オイル・・フィニッシュライン セラミックウェットルブ
・SEV アスリートデバイス
・心拍計・・SUUNTO t6c
・バッグ・・CRUMPLER
・ニューハレ
・マッサー・・カイロプラクティックセンター大船

昨年は小野寺健選手(スペシャライズド)に持っていかれたSS日本チャンピオン。
今年は昨年の教訓を生かしてギアの選択をフロント32T、リア21Tに。(昨年は32、18で重すぎて撃沈の2位)

シングルスピード全日本選手権という非常に興味深いこのレース。(シングルスピード、以下SS)
ギアが付いていないマウンテンバイクでトレイルを走るというもの。普通に考えたら「ん?」となるようなこのMTBでのSS、アメリカでは爆発的に人気があって、29インチでSSの24時間耐久レース等のレースに人が集まり、一つの市場として成り立っている。
このSSレースは昨年より日本で行われるようになり、今年で2年目という若いものだが初回よりSSフリークが多く集まっていた。

コースはかなりキツイ登りが2箇所。32X21でも足の筋肉が千切れそうな程に思いっ切り踏み込まなくては登れないような斜度。そんな登りを終えるとゴキゲンなシングルトラックが続き、細かな登りをこなしながら最後はジェットコースターのように左右に振りながら一気に下ってくる1周4、5キロ程のレイアウト。

前日が1日中雨だったということもありタイヤはシラク1.95をチョイス。朝の試走時では所々に泥が深い箇所があり、慎重にラインを選んだ。正午も近くなると気温が上がり路面もだいぶ乾いてきて、陽の当たる場所ではほどんどドライになっているが、森の中では乾いていないのでその場所をイメージしラインを頭の中で練る。

ディフェンディングチャンピオンが不参加だったのでゼッケンは1。最前列に並んでスタートを待った。後方では選手権だが仮装しているライダーも多く、2位に入った大江選手もキャミソール姿!
「僕はそういうキャラではない」のでご丁重にお断りをして、正装であるマヴィックのウエア姿。

13時にスタート。
ダッシュ!!!して5秒後にはペダルが完全に回り切って150回転くらいで進んで行く。登りに入るとすでに3人に絞られ、ペースを落とすことなく回しまくる。下りはブレーキをいかにかけないか!に尽きる。ブレーキをかけてスピードが落ちるとギアが軽いのでそこから加速するには200回転くらい回さないと、ブレーキで1秒遅れた差がなかなか詰まっていかない。
2周目に入ると2人になった。2011年日本ランキング7位の大江選手、彼の乗る29インチのバイクが下りと平地で非常に速く、同じスピードで下りに入って行ってもジワジワと離されて行く。僕もブレーキをケチりまくってギリギリのコーナリングで差を詰めようとするがスピードに乗る箇所でまた一気に離れていってしまう。
3周目も同じ様な展開で、途中で20秒ほどまで差が開いてしまい「今年もまた2位か・・」と弱気な心も見せてしまったが大江選手の姿が見えるので足の力は緩めない。4周目に走ると大江選手が少し疲れたのか差が少しずつ詰まりだし、そのチャンスを逃さないように登りで地味にペースアップして5秒差まで近付いた矢先に痛恨のチェーン落ち!すぐさま直して乗り出すものの、ギャップを越えた瞬間に再度チェーンが落ちてしまいまた直す羽目に。その隙に20秒ほどまで差が開いてしまい振り出しに。
(今回のバイクは完全なSS化をしておらず、ディレイラーは付けたままでギアを取ってSSにし、ワイヤー類も取っただけでチェーンの張りはリアディレイラーのバネの力のみなのでチェーンが暴れるといとも簡単にチェーンが外れてしまう。そうならない為に常にチェーンにトルクを掛けてピンと張った状態にしておく事が重要で、下りでは極力バイクが跳ねないラインを選んでいた。)

ガックリと肩を落としつつも残りは1周なので最後の力を振り絞る。大江選手との差は変らずだが、最後の逆転のチャンスを使うしかない!
逆転のチャンスとは「ビールショートカット」という名のもので、最後の激登りの中盤にノンアルコールビールを一気飲みしたら
30~40秒ほどコースをショートカットできるというSSレース特有のルール。
最後の激登りに差し掛かると大江選手はビールショートカットを使っていない!!!!これは最大のチャンス!!!!
手渡されたノンアルコールビールを飲み始めるが、全力で走ってきた呼吸のままなので飲めない・・・・。噴出し、吐き出し、涙目になりながら結構な時間を掛けて飲み干しコースイン、大江選手は来ておらず!ミスをしないように綺麗に下り、1着でフィニッシュラインをくぐった。

昨年のリベンジ成功。
2代目シングルスピード全日本チャンピオンとなりました。

シングルスピード世界選手権派遣選考レースでもあるので、日本チャンプとして参戦できるのですが参戦は未定です。

ファンクラスでは放送コードギリギリ、いやもう見えてるよ・・ってな仮装が盛りだくさんで、レースより仮装。ちょっとコアだけど新しい自転車の楽しみ方としては本当に面白い!

また来年!そんな思いを抱きながらSSレースは幕を閉じた。

小笠原崇裕