身体のメンテナンス

自転車というスポーツは身体の故障が比較的少ない。
しかし膝、腰の2箇所は多くのライダーが違和感や痛みを訴える箇所でもある。僕も膝も腰も痛めた経験がある、その中でも腰は現在進行形で、様々な処置を施しながらトレーニングに練習にと精を出している。
では、痛めた、落車した等の身体が故障してしまった際にどのような処置を施せば良いのか話してみよう。

膝の痛みを1例に上げてみよう。膝の中でも外側の横に痛みが出る事が多く、原因の多くがガニ股である事が多い。腸脛靭帯という場所が炎症を起こし痛む。対策としては、筋トレでランジという動きがあり、鏡を見ながら行う事によって膝、腰が真っ直ぐブレずに身体を沈められているかをチェックする。膝、腰を真っ直ぐ動かす意識付けなのでバーベル等は使用せず、自重のみで行う。腓骨筋を鍛えるのも良い、いわゆるスネだ。これもポイントがあって、裸足になり膝が90度になるくらいの椅子に座って、親指は地面から離さず小指側をユックリと上げ下げする。この際に膝が動いてはいけない。30回ほどを行うといい。
バイクへの処置としては、クリートに斜めの角度を付けるパーツを使用したり、オーダーインソールを使用するなどすると膝が安定しやすくなる。

では、個人ではどうしようもない場合には人の手を借りる事になるだろう。
痛みに対して様々なアプローチがあり、効果があったとか無かったとか議論しだしたら100年は掛かるので、ここでは僕の経験から良かった治療を紹介する。

自分自身の不調や違和感や痛みがどういった理由で訪れているのかを理解が出来るライダーは少ないだろう。痛いのか、動かし難いのか、動かないのか、どこがどのようにどの状況の時にどうなのか症状をよく観察し突き詰めると行くべき治療が見えてくる。
僕はカイロプラクティックで全身の骨のズレを矯正してもらい、スポーツマッサージで筋肉を揉みリンパの流れを良くし、局所や深い場所の痛みには鍼を打つ。骨に近い深い部分の筋肉が痛んだ場合に指圧では届かないが鍼では届く、鍼では全身を行うのは現実的(時間)に無理だし、カイロでは筋肉は緩みきらない。ようはジャンケンと同じで勝ち負け(得意不得意)があるって事で、全てに万能に効くなんて事は無いのが事実。

一つ言えるのは、素晴らしい腕を持つ先生は、他の治療の悪口を言わない。
治療を受ける人の痛みが取れ早く治れば何でも良いとキッパリと答える。僕が10年通い続ける先生は、プラシーボでも痛みが取れて痛める前と同じ様に動けるようになれば良い、それで早く治療を終えられれば他の選手を多く診られる、と言う。
こういった資本主義に走らない硬派な先生が居る一方で、他の治療を悪く言い、宗教掛かった先生も居る。

いつも僕が言う事と同じだ、何であれ結局は速く走れれば良いのと同じで、何であれ早く確実に痛みが無くなれば良いのだ。